島のシステムに縛られた少女との儚い恋物語
タイトル 夏空カナタ
メーカー ゆずソフト
発売日 2008年
あらすじ
主人公「朝倉壮太」は冬休みを利用し、島でペンションを営む叔母のもとでアルバイトをしていた。今年も季節がやってきて島を訪れた壮太。幼馴染や従妹たちとの再会を喜びながら、毎年のように仕事に取り掛かった。
そんな中、壮太は立ち寄った喫茶店で一人の少女と出会う。気さくで明るく、そしてどこか悲しげな「上坂茅羽耶」という少女だった。彼女は3日後の父親の誕生日プレゼントで悩んでおり、アイディアを求めてくる。壮太は相談に応じ、短い間ではあるが真剣に彼女に付き添った。2人の交流は深まっていき、一緒に過ごす時間の中で淡い恋を抱くようになっていた。そして二人は、夕暮れの浜辺で導かれるようにキスを交わす。
翌日、壮太は昨日の幸福感に浸りながら、茅羽耶に会いに喫茶店へと赴いた。彼女はいつもの席にいつものように外を眺めて座っていた。声をかける壮太......しかし、彼女から返ってきたのは想像を覆す一言だった。
「そもそも、あなた誰なんですか?」
見どころ
少女の隠された真実を目の当たりにするも、決して屈せずに愛する茅羽耶のために尽くす主人公の姿は非常に感動します。話は中盤あたりで決着がつくかと思いきや、状況は急展開。問題は、今自分たちが住んでいる「島」の”システム”に発展していきます。少女と島のシステムの関係、彼女に残された時間があまりにも少ないことを知る主人公、島のシステムを維持する巫女とそれを隠蔽する組織の出現.....様々な状況が絡まり合い、強力な世界観を演出しています。ストーリーには隙が無く1秒たりとも目が離せません。
キーワード
・3日で消えてしまう記憶
・この世に存在しない少女
・過去の事件
・願いをかなえる島
投稿者の感想
ヒロインのキャラ設定が非常によくできています。話の内容や常夏の島という背景にピッタリと当てはまっており、不自然なところが全くありません。むしろプラスイメージです。最近のゲームですと声がキャラのイメージと違うだとか、キャラが濃すぎるだとか、プレー中にストレスが溜まるものがありますよね?そういうものは一切感じさせず、ストーリーに集中させてくれるのもこの作品の魅力の一つだと思います。行為シーンに関しては、あるにはあるんですけど、話の続きが気になりすぎてスキップしましたwそれだけ話が強いです。後半は泣いて泣いて泣きまくった......そしてエンディングではハッピーエンドになると思いきやヒロインのとった行動に衝撃(選択肢によって異なります。)最後にヒロインと主人公の様子が描写されますが、かなり酷です。本当に二人は幸せになれたのか!?プレー後はモヤモヤが残りました。全体的に見て非常に良い話です。ストーリーを重視したい方には本当におすすめします!
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